栃木県宇都宮市でパーソナルジムを運営しています、株式会社イシトレ代表の石川です。
私が筋トレと食事の改善にものすごく可能性を感じた本で、「血流がすべて解決する」という著書があります。実際に、当スタジオにお越しになる方の7割程度は減量目的で来られますが、減量以外にも様々な身体の不調の改善、健康診断の数値改善、なかなか妊娠できずに悩んでいた方が妊娠するなど、本当に驚くような変化をする方がいらっしゃいます。
今回の記事は、なぜ「血流がすべて解決する」のか、また、筋トレと食事の改善が血流改善につながるのかについて書いていきたいと思います。
この本をざっくり要約すると
この本をざっくり要約すると、
1)血液は酸素や栄養素を全身に送り、老廃物など不要物質を回収する
2)幸せホルモンなどの神経伝達物質も血流で影響される
3)血流が悪いと、心身ともに悪影響が出る
4)そもそも血液の量が少ないので、血流が悪い
5)血液を作れるようにして、血流を改善、心身を健康に!
というものです。
筋肉は血液を心臓へ送り返すポンプ作用がある
心臓から送り出された血液は、全身を周って心臓に戻りますが、筋肉を収縮させると、そのポンプ作用により、より心臓へ送り返すことが出来ます。ふくらはぎが「第2の心臓」と言われているのは、心臓から遠く離れている筋肉で、ふくらはぎの筋肉を動かすことにより、より多くの血液が心臓へ送り返されることから、そう言われるようになりました。
なので、筋肉が少ない人は、そのポンプの力が小さく、また筋肉を動かさない人は、そのポンプを稼働させていない事になります。座っている時間が長い人ほど寿命が短くなる事や、エコノミークラス症候群は、血流を停滞させてしまう行為だからとも言えるのではないでしょうか。
血液も食べたものから作られる
ヒトの身体は食べたもので作られていますが、血液も例外ではありません。
造血に必要な栄養素は、
1)鉄分
2)葉酸
3)たんぱく質
です。
鉄分は人体に必要なミネラルの一種です。国によっては鉄不足を解消するために小麦粉に鉄を混ぜたりしているようですが、日本は鉄不足の対策は行われていません。個人で鉄不足対策をする必要があります。日本の健康診断で貧血のバロメーターとして見られるヘモグロビン値では鉄不足は測れず、精密な血液検査で測れるフェリチン値が低い「かくれ貧血」の人が多数いるようです。鉄は動物性の食品から摂取できる「ヘム鉄」が吸収率が高いと言われています。カツオやマグロ、赤身肉などの多く含まれます。
葉酸はビタミンB群の一種で、ビタミンB12とともに赤血球を作ります。葉酸が不足すると、赤血球の数が足りないために起こる貧血を引き起こす可能性があります。また、妊娠初期には胎児の脳や神経管、心臓などの体の重要な部分が形成されるため、特に多く葉酸が必要とされています。妊娠前から葉酸を十分に摂取すると、胎児の脳や脊髄の発達異常である神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができます。海藻類やレバーに多く含まれます。
タンパク質は、血液中の赤血球やヘモグロビンの材料となる栄養素で、造血に欠かせません。貧血を予防・改善するには、タンパク質を食事で摂ることが大切です。肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれます。
食事の改善と筋トレで血液増加、血流改善で「すべて解決」
食事の改善で血液の量が増えて、筋トレで筋肉を動かして血流を改善、心身の不調を解決する。実際にパーソナルトレーニングをはじめられた方で、心身の不調が改善する人は大勢います。
世の中はどんどん便利になっていく事に反して、意識をしていかないと栄養は偏り、身体を動かさないので血流が悪くなり、心身共に悪い方向に進みます。なので、ひとりひとりの意識が重要になってくるのではないでしょうか?