
栃木県宇都宮市でパーソナルジムを運営しています、株式会社イシトレ代表の石川です。
同じ年齢でも、若々しい人もいれば、老け込んでしまう人もいます。
その違いは、いったい何なのでしょうか?
老化の原因がわかり、対策したら、見た目の老化は遅らせられるという事になります。
今回の記事は、老化の原因と対策についてお送りします。
老化の原因は糖化反応
老化の原因は様々ありますが、ざっくり言ってしまえばAGEsです。
ヒトの身体はたんぱく質で出来ていますが、そのたんぱく質と糖質が結合し、身体に有害な物質になります。これがAGEsです。
AGEsは老化の主要原因とされていて、肌、血管、脳、筋肉、内臓、骨の機能を低下させます。機能が低下する、つまり老化ですね。
AGEsは糖尿病やがんなどを引き起こす要因にもなります。AGEsはなるべく避けたいですね。
AGEsが増える要因はおおきく2つ
1. 体内での生成(内因性AGEs)
AGEsは、体内で糖とタンパク質(または脂質)が結びつく**「糖化反応」**によって作られます。以下の要因がAGEsの増加につながります。
① 高血糖(糖の過剰摂取)
- 血糖値が高い状態が続くと、体内のタンパク質と結びつきやすくなり、AGEsが増加します。
- 特に、白米・パン・麺類・砂糖を多く含む食品を摂取すると血糖値が急上昇し、糖化が進みます。
② 酸化ストレス
- 活性酸素が増えると、糖化が促進され、AGEsの生成が加速します。
- ストレス・喫煙・過度な運動・紫外線・大気汚染などが酸化ストレスの要因になります。
③ 加齢
- 年齢とともにAGEsの排出機能(腎臓の働き)が低下し、体内に蓄積しやすくなります。
④ 炎症や代謝異常
- 糖尿病や肥満、脂質異常症などの生活習慣病を持っていると、AGEsの生成が増加しやすくなります。
2. 食事や環境からの摂取(外因性AGEs)
AGEsは食品にも含まれており、特に以下のような要因で摂取量が増えます。
① 高温調理(焼く・揚げる・炒める)
- 食品のコゲがAGEsなので、揚げ物、焼き物、炒め物はAGEsが多く含まれます。
② 加工食品
- 特に、加工肉・ファストフード・スナック菓子・清涼飲料にはAGEsが多く含まれています。
③ アルコールの過剰摂取
- アルコールは糖代謝を乱し、AGEsの増加を促します。特にビールや甘いカクテルはリスクが高いです。
④ タバコ
- 喫煙によってAGEsの産生が増加し、体内の排出能力も低下します。
AGEsを増やさないための対策
AGEsを増やさないためには、以下の事に気を付けましょう。
- 血糖値を急上昇させない
- 抗酸化食品を食べる ベリー系フルーツ、緑茶、ナッツ類、ダークチョコレートなど
- 調理法を工夫する 蒸す・煮る・茹でる調理を増やす
- 適度な運動をする 血糖値を下げる&インスリン感受性
- 禁酒禁煙を心がける
- ストレスを管理する
AGEsを増やさないようにしたら、見た目の老化を遅らせる事が出来ます。小さな積み重ねが、将来的な健康に大きく影響します。出来る事から始めてみましょう。