老後の印象に大きく影響
年齢を重ねても、いつまでも若々しくいられる方って、実際にいると思います。年齢を聞いてビックリするような、若々しい方たちの共通点って、一つに姿勢があると思います。
腰が曲がってしまっては、歩くのも一苦労ですし、活動範囲も限られてくると思います。誰もが腰が曲がった老後を過ごしたくはないのではないでしょうか。
そこで、腰が曲がってしまう原因から、今のうちにできる予防策まで、まとめてみました。
老後、腰が曲がってしまう原因
老後に腰が曲がってしまう一番の原因は、姿勢の悪さにあります。
姿勢が悪いと、筋肉に余計な負担をかけたり、逆に使いたい筋肉が使えなくなり、結果的に筋肉を衰退させたりすることがあります。血流も悪くなり、老廃物が蓄積してしまう原因になったりもします。
悪い姿勢には、デメリットしかありません。
また、筋肉は30歳あたりを境に、1年で1%程度減少していくと言われています。当然、老後は筋肉量が少なくなってしまうと予想されますね。筋肉は体を動かす以外にも、姿勢を定着させる役割もあります。腰をまっすぐに伸ばして定着させる筋力も低下してしまうと、支えきれなくなってしまうのですね。
さらに、骨の量も減っていくので、骨粗しょう症にもなりやすくなります。骨がもろくなると、カラダ支える脊柱に負担がかかり、圧迫骨折などを引き起こしてしまう可能性もあります。
ちなみに、骨粗しょう症は、女性の方が多いと言われています。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する働きがあるのですが、閉経後には女性ホルモンの分泌量が減ってしまうので、影響が出てしまうのです。
カロリー制限のダイエットをしていた方も注意が必要です。
カロリー制限をしていたことにより、筋肉に必要なタンパク質や、骨に必要なカルシウムが不足し、筋肉や骨が少なくなっている場合もあります。老後、腰が曲がってしまうリスクもありますので、注意が必要です。
今のうちからできる予防法
やはり、腰の曲がった老後にはなりたくないですよね。今のうちからできる予防法をご紹介します。
まずは、良い姿勢を常に意識することです。姿勢が悪いと、その姿勢が定着していき、筋肉や骨にも影響を与えます。姿勢が悪い事とデメリットしかありません。できる限り、良い姿勢を心がけましょう。
ちなみに、良い姿勢を判断するのは中々難しい部分もあります。良い姿勢だと思っていたけど、実際は体の一部に負担のかかる姿勢だったと言うこともあるでしょう。立位での姿勢判断に「プライムライン」というものがありますので、興味のある方は調べてみてください。
また、筋肉と骨の減少も防ぎたいので、食事と筋トレも必要になります。やはり体に必要な栄養はしっかりと摂取し、適度に筋肉をつけて、年齢による筋肉量の減少を防いでいきたいものです。
腰が曲がってしまってから慌てるのではなく、腰が曲がらないように、今のうちから出来ることをしておきたいものですね。