・就寝前に食べないほうが良い
・食べてすぐ寝ると牛になる
などと言われますが、実際のところどうでしょうか?
理由を挙げつつ、検証してみたいと思います。
自然界の動物は、食べてすぐに寝る
自然界の動物は、1日1食で、食べてすぐに寝るそうです。
野生の動物で肥満はまず無いと言われています。
では、食べてすぐに寝たほうがよいのでしょうか?
答えは「否」
野生の動物、特に肉食の動物は、明日エサにありつける保証はありません。
常に飢餓におびえ、飢餓に備えているのです。
ゆえに食後すぐに寝て、なるべく貯えるようにするのです。
肥満遺伝子のBMAL1(ビーマルワン)は体脂肪を貯えやすい
肥満遺伝子と呼ばれるBMAL1が多く分泌している時に食べると、脂肪が合成されやすいと言われています。
夜の21時位から多くなると言われていますが、実際は起床後の15~16時間後から増えるようです。生活習慣によって、BMAL1が増える時間は異なりそうです。
ほとんどの人は睡眠6~8時間位だと思いますので、就寝前はちょうどBMAL1が増えている時間帯と言えるでしょう。
体脂肪を余分に増やしたくない人は、就寝前に食べないほうが良いと言えるでしょう。
就寝中は消化吸収されにくい
就寝前に食べて、朝起きたときに、食べたものが胃の中に残っている感覚ありませんか?就寝中は消化吸収されにくいと言われています。
実際に夜食べたものが残っているのでしょうが、人間の体温は36度位ですよね?
食べ物が胃液やらとぐちゃぐちゃに混ざり、36度の環境で放置された
冷静に考えると、怖くなりませんか?
食べ物が消化される時間は、食べ物によって異なりますが、一般的には就寝の4時間前には食事を終えたほうがいいと言われています。