栃木県宇都宮市でパーソナルジムを運営しております、株式会社イシトレ代表の石川です。
私は普段、お客様のお食事のご指導もさせていただいているのですが、何気なくお食事をしていると、摂取カロリーは足りていても、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などが圧倒的に不足している栄養失調状態の人が非常に多いように思います。
「すべての不調は自分で治せる」という著書、精神科医の藤川医師は、「ヒトの身体はたんぱく質で出来ているので、まずはたんぱく質を摂取することが重要」と言われています。また、食事からたんぱく質を摂取するのが難しいので、「プロテインを飲め」とも言われています。
プロテインはたんぱく質を抽出したサプリメントなので非常に良いものなのですが、たんぱく質の消化酵素がたんぱく質なので、今までたんぱく質不足だった人はたんぱく質の消化が苦手なので、プロテインを飲もうとしても消化不良を起こしやすいです。
たんぱく質の量を少しずつ増やしていく必要があるのですが、苦手なものを食べ続けるのもストレスが溜まるものです。続かなければ本末転倒です。そこでおすすめしたいのがボーンブロススープです。
ボーンブロススープって何?
ボーンブロススープとは、動物や魚の骨を煮込んで作られる、栄養価の高いスープです。骨を煮込んで栄養素を抽出して、しかも胃腸に優しいのでたんぱく質の消化が苦手な人にもおすすめです。
先ほど、ヒトの身体はたんぱく質で出来ていると説明しましたが、たんぱく質食材を食べると、消化の過程でアミノ酸に分解されます。その分解されたアミノ酸が再合成されて身体の材料となりますが、ボーンブロススープはすでにアミノ酸に分解された状態なので、胃腸で消化する過程がショートカットされるので、今までたんぱく質量が少なく、消化が苦手な人でも安心して飲むことが出来ます。
ボーンブロススープの作り方
鍋に骨と水を入れ、中火にかけます。沸騰したら弱火にして、骨の成分がしっかり溶け出すように、最低でも4~6時間ほど煮込みます。骨がホロホロになるのが目安です。途中でアクが出てくることがあるので、アクは丁寧に取り除きます。最後に塩やこしょうで味を整えて完成です。スープは冷蔵庫で1週間ほど保存可能です。
ボーンブロススープに肉や野菜を加えて、普段のスープで飲むことも出来るし、ボトルに入れて飲料として飲むことも出来ます。手軽に栄養が摂取できるのでおススメです。
まとめ
栄養状態によって体力や免疫力には差が付きます。今まで栄養状態が悪かった人は、消化力も弱い場合も多く、負のループに陥るケースも少なくありません。ただ、栄養状態を良くしていく事で、健康状態を良くしていく事は確実にできます。ボーンブロススープは、その第一歩として入りやすい食材だと思います。
最近では粉末のボーンブロスも売られているみたいです。値段はそれなりにしますが、煮込む手間をかけられない人などは検討してみても良いとは思います。