陰気なマッチョがいない理由
タイトル通りなのですが、陰気なマッチョっていなくないですか?
少なくとも、私の知る限りではいません。
これにはちゃんと理由があります。
マッチョの人は筋トレをしていたり、
筋トレに近い程度の筋肉への負荷が日常的にかかっている事が想定されます。
筋トレをすると、様々なホルモンが分泌されます。
主に分泌されるのが、
・成長ホルモン
・テストステロン
・セロトニン
・ドーパミン
・ノルアドレナリン
・エンドルフィン
などです。
それぞれ解説します。
1)成長ホルモン
名前の通り成長に関係するホルモンですが、体内物質をエネルギーに変える、つまり代謝に関係するホルモンです。肌の代謝にも大きく関わる事から、美容業界では「美肌ホルモン」などと言われることもあります。
2)テストステロン
男性ホルモンの代表格のテストステロン。筋肉の合成や性欲に大きく関わると言われています。テストステロンが減少すると、やる気が出なくなったり、キレやすくなります。加齢とともに減ると言われているので、キレやすい高齢者はテストステロンの減少が原因と考えられます。ちなみに男性ホルモンなので、女性が筋トレしても分泌量は男性の1/25程度と言われています。
3)セロトニン
別名、幸せホルモンとも言われるセロトニン。睡眠や感情、精神面に大きく影響すると言われているホルモンです。セロトニンが不足すると、脳の機能低下、自律神経の調整が難しくなり、精神が不安定になります。
4)ドーパミン
やる気や幸福感、興奮などに関わる神経伝達物質。お酒を飲んで気分が良くなるものドーパミンの働きがあるから。ただ、過食やギャンブルにのめりこむのもドーパミンの仕業。ちなみにセロトニンは、ドーパミンの過剰分泌を抑える働きがある。
5)ノルアドレナリン
セロトニン、ドーパミンと並び、三大神経伝達物質のひとつ。感情や肉体にストレスを感じたときに交感神経の伝達物質として放出される。血圧や心拍数を上げて、体を活動に適した状態に持って行く。
6)エンドルフィン
「脳内麻薬」とも呼ばれ、人体に多幸感を与える脳内ホルモン。長時間走り続けると身体が高揚感を覚える「ランナーズハイ」もエンドルフィンが関与していると言われています。
筋トレをすると、これだけのホルモンが分泌されます。
メンタルに影響しているホルモンが、かなりありますよね。
結果的に「陰気なマッチョ」っていないのかなと思います。
つまるところ、筋トレしようぜって話です。
ただ、個人的に、筋トレしないほうが良いと思う人もいます。
それは、筋トレが嫌いすぎて筋トレそのものがストレスになってしまう人。
ストレスホルモンと言われるコルチゾールが過剰分泌してしまいます。
コルチゾールが過剰分泌してしまうと、不眠やうつ病などのストレス関連疾患につながる恐れもあります。
大切なのは精神的なストレスをかけすぎず、コルチゾールを過剰分泌させないことです。
楽しく筋トレできるのがベストですね。
手前味噌ではありますが、私は運動嫌いな人が筋トレ好きになる過程を何度も見てきています。
私はパーソナルトレーナーなので、筋トレ好きになっていただくのもコミッションだと思っています。
最後は宣伝っぽくなってしまいますが、筋トレに苦手意識がある人ほど、パーソナルトレーニングを受けてほしいですね。