日本では運動不足が原因で毎年5万人が死んでいる?
健康のためには食事や睡眠、ストレスを溜めない、飲酒喫煙は控えるなど、考えられることが多数あります。もちろん運動も健康には欠かせないと言えるでしょう。
平成30年に厚生労働省が出した「身体活動・運動を通じた健康増進のための厚生労働省の取り組み」という資料によると、日本では毎年5万人が、運動不足が原因で亡くなっているとのことです。
5万人ってスゴイ数ですよね。実は飲酒が原因で無くなっている人の数よりも多い数値です。
運動不足がもたらす4つのデメリット
①肥満の原因になる
食事から摂った糖質は身体を動かすためのエネルギーです。エネルギーを補給したのにも関わらず、それを使わないでいると、体脂肪として蓄積されていきます。肥満は病気の原因にもなりますので、避けたいところです。
②生活習慣病のリスクが増す
運動不足は動脈硬化、高血圧、心臓病、糖尿病などのリスクを増します。これらに関係しているのが血液で、筋肉は心臓から送り出された血液を心臓へ送り返す役割があるので、筋肉を使った方が血流が良くなり、生活習慣病のリスクを下げます。
③疲れやすくなる
「運動すると疲れる」と思っている人もいるかも知れませんが、実は運動している人の方が疲れにくいのです。その理由はやはり血流。血液は疲労物質や老廃物の運搬も行いますので、筋肉を使わず血流が悪い人ほど疲れやすくなります。疲れやすいと感じる人ほど、身体を動かすべきなのです。
④精神疾患のリスクが増す
運動は自律神経やホルモンバランスにも関わるので、精神衛生上もとても有効と言えます。精神疾患の治療にも運動を取り入れるなどもありますので、精神面でも運動は必要と考えられます。
リモートや技術革新で、運動不足はさらに深刻に?
リモートワークも定着してきています。1日中、家から出ないという話も聞くようになってきました。通勤は歩くので、ある意味、運動の機会でした。
昔はほうきでごみを集めていましたが、技術革新により掃除機が出来、今ではボタンを押すだけで勝手に掃除をしてくれます。便利な世の中にはなっていますが、運動不足はさらに進んでしまうでしょう。
便利な世の中になるのは良いことですが、ちゃんと意識して運動をするようにしないといけない世の中なのかも知れません。
人生100年時代、2つの選択肢があります
人生100年時代と言われています。そのために2000万円貯金が必要というデータも話題になりましたよね。
医療の進化によって、不治の病だったものが治るようにもなってきました。しかし、寿命と健康寿命は別物です。
聞くまでもありませんが、病院に通い続ける余生と、健康でいられる余生、どちらが良いでしょうか?
健康でいられるために、運動は欠かせません。貯金も大切ですが、貯筋も大切です。将来の自分の身体を作るのは、今の自分です。
ぜひ、出来ることからはじめていきましょう。