ベジファーストって知っていますか?
野菜を先に食べると、痩せるとか太りにくくなるとか言われているやつですね。
ベジファーストにはメリットもありますが、デメリットもあります。
今回の動画は、ベジファーストよりも良いんじゃないかなと思う食べ方についてお送りします。
【体脂肪が増えるメカニズム】
糖質は体のエネルギー源です。
糖質を摂取すると、グルコースという物質に変わり血液に運ばれます。
このグルコースの濃度が血糖値ですね。
グルコースは体のエネルギー源なので、必要な物質です。
ただ、血糖値は上昇しすぎると、血管を痛めたり不具合も起きます。
なので、血糖値が上がると膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げる唯一のホルモンです。
インスリンはグルコースを筋肉と肝臓に貯蔵させます。
筋肉と肝臓に貯蔵しきれなかったグルコースを脂肪細胞に送り込みます。
その結果、体脂肪が増えてしまうのです。
【ベジファーストが太りにくくなる理由】
体脂肪を増やさないためには、血糖値の急上昇を防ぎ、インスリンを過剰分泌させない事が重要です。
野菜に含まれる食物繊維は、消化吸収に時間がかかります。
先に野菜を食べることにより、消化吸収に時間がかかり、その後に糖質を摂ることで、血糖値の急激な上昇を防いでくれます。
ゆえにインスリンが大量に分泌されるのを防いでくれるので、結果的に体脂肪が増えるのを抑制出来るのです。
【ベジファーストのデメリット】
食物繊維は消化吸収に時間がかかるので、糖質の消化吸収を抑制してくれるのですが、他の栄養素の消化吸収も抑制してしまいます。
本来、必要である栄養素の消化吸収も抑制してしまうのです。
例えば、体の材料であるたんぱく質。たんぱく質の消化吸収も抑制してしまいます。
現在、日本人のたんぱく質摂取量は、食糧難の時代の戦後と同じ水準と言われています。
かなり意識してたんぱく質を摂取しないと、明らかにたんぱく質不足になります。
ただでさえたんぱく質不足なのに、消化吸収を抑制されては、さらに不足してしまいます。
【プロテインファーストのススメ】
食物繊維が他の栄養素の消化吸収を抑制してしまうのであれば、先にたんぱく質を食べてしまえばいいのです。
以前の動画でも実験しましたが、食前にプロテインを飲んだら、血糖値の上昇を抑制出来ました。
つまり、たんぱく質でも、血糖値の急上昇を抑制することが出来ます。
そして食物繊維より先にたんぱく質を食べることにより、たんぱく質の消化吸収を抑制されずに済みます。
これからは、ぜひたんぱく質を先に食べるプロテインファーストをやってみましょう。