実は日本は、不妊治療後進国だった
日本は体外受精の実施件数は世界一にも関わらず、
採卵一回当たりの出産率は世界最下位です。
日本は医療技術が進んでいると思っていたので、衝撃の結果ですよね。
もちろん、日本の不妊治療の技術が低いわけではありません。
でも、結果だけを見ると、不妊治療後進国と言わざるを得ません。
今回の動画は、なぜ、このような結果になっているのか、
また、主観的な対策についてお送りします。
なぜ、日本の体外受精の成功率が世界一低いのかですが、
一般的に言われていることが、女性の社会進出が挙げられます。
また、できるだけ自然妊娠を望むので、不妊治療開始が遅くなり、
高齢化していることも挙げられています。
実際、他の国に比べて、40代の割合は1割程度多いようです。
ここからは完全に主観です。
個人的には、日本人の多くが質的栄養失調であることが原因だと思っています。
私の動画で何度か取り上げていますが、
今現在の日本人の一日当たりのたんぱく質摂取量の平均は、1950年代と同程度らしいです。
1950年代と言えば、戦後の食糧難の時代です。
プロテインの売り上げは右肩上がりなので、摂取している人はしっかり摂取しています。
相対的に、摂取していない人は、全然摂取できていない事が予想されます。
人間の身体はたんぱく質で出来ていますので、その材料が不足したら、不具合が起きるのは間違いありません。
また、日本は貧血大国と言われています。
日本の健康診断では、ヘモグロビン値が貧血の判断として見られていますが、
貯蔵鉄の数値、フェリチンが低い人が多いみたいです。
ざっくり説明すると、
ヘモグロビンが財布のお金、フェリチンが預金残高です。
財布にある程度お金があっても、預金がなかったらマズいじゃないですか。
日本はフェリチンが少ない、かくれ貧血の女性が多いようです。
貧血だと各臓器に酸素をうまく運ぶことが出来なくなります。
また、貧血の人は鉄不足と言えるのですが、
鉄が子宮の粘膜の材料にもなるので、不足すると受精卵は着床しにくくなります。
ちなみに欧米では、鉄は重要な栄養素なので、
流通している小麦粉に、あらかじめ鉄が混ぜられています。
なので、欧米の女性に鉄不足の人は少ないようです。
なんとなくイメージできると思うのですが、
質的栄養失調の身体では、質の良い卵子や精子は作られないのではないでしょうか。
体外受精するからと言っても、やはり質の良い卵子や精子の方が成功率は高くなるでしょう。
対策としては、たんぱく質や鉄などの栄養をしっかり摂ることをおすすめします。
まずは、プロテインを飲んでみてください。
プロテインはたんぱく質を簡単に摂取することが出来る他にも、
たんぱく質不足かをチェックする材料にもなります。
たんぱく質の消化酵素もたんぱく質なので、
今までたんぱく質の摂取量が極端に少なかった人がプロテインを飲むと
消化不良を起こして気持ち悪くなったりすることがあります。
なので、自分がたんぱく質不足かをチェックする材料にもなります。
もし、プロテインを飲んで気持ち悪くなってしまった場合は、
少量を時間をかけて飲むようにしてみましょう。
鉄の吸収にも、たんぱく質が必要になりますので、一緒に摂りたいですね。
ビタミンCも、鉄の吸収を高めますので、一緒に摂りたいです。
鉄不測を補う食材として、個人的にはあさりの水煮缶をおすすめします。
菅総理が不妊治療の保険適用を目指しています。
個人的には賛成ではありますが、
この現状を変えない限り、効率的では無いようにも思えます。