栃木県宇都宮市でパーソナルトレーニングジムを運営している、株式会社イシトレ代表の石川です。
人生100年時代と言われるようになりましたが、大切なのはいかに健康に生きられるかです。日本は長寿大国と知られる裏側では、寝たきり世界一とも言われています。
認知症にもならない方がいいのは言うまでもありませんが、認知症は運動で予防できると、様々な研究で明らかになってきています。そこで、今回の記事では認知症予防に運動が効果的な理由を説明したいと思います。
そもそも認知症とは?
認知症とは、様々な脳の神経機能が低下して、社会生活に支障をきたした状態の事を言います。加齢とともに物忘れが多くなりますが、認知症は物忘れの自覚がありません。
認知症にも種類があり、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などがあります。
認知症患者の推移
日本は高齢化社会のため、高齢者の増加に伴い、認知症患者も増加しています。2025年には675万人になると予想され、高齢者の5.4人に1人が認知症患者になると予測されます。
さらにその後も、認知症患者は増加することが予測されていますので、各々が予防することが必須と言える状況でしょう。
認知症になる原因
認知症の7割がアルツハイマー型認知症と言われていますが、アルツハイマーの原因は特殊なたんぱく質が脳内に蓄積して、そのたんぱく質が脳細胞を破壊させることが原因と考えられます。
また、脳卒中などの脳血管系の病気も、脳に必要な酸素や栄養を送ることが困難になるために脳細胞を正常に保つことが難しくなり、認知症の原因となる事があります。
認知症の予防のために、血管、血流を正常に保つ
血液は酸素や栄養素を全身に送り届け、老廃物を回収して戻ります。血流が悪くなると、様々な病気の原因になります。
認知症は病名ではありませんが、脳の病気とも言われています。脳が正常な状態を保つためにも、血流は大切と言えます。
血液が流れているのが血管なので、まずは動脈硬化が起こらないようにしておく必要があります。そして血液をしっかり全身に流す必要があります。
心臓から送り出された血液は、全身を周り筋肉が収縮することでポンプのような作用が働き、心臓へ血液を送り返します。つまり筋肉を使う事により、血流が促進するのです。
動脈硬化を防ぐような食事をして、定期的に適度な運動をすることが、血流を良くしますので、結果的に認知症の予防にもつながります。人生100年時代、少しでも他人の手を借りずに過ごすためにも、少しずつ、食事の改善と運動を、ぜひ始めましょう。